男子個人種目4つ目の金メダルを獲得したのはEnrico Fabris(ITA) 入りの300mを25位の24秒42、700m通過時51秒10の23位から、残り2周を27秒台のラップで刻み、唯一1分45秒台をマークしての金メダル獲得。Fabris自身、5000m銅、Team Pursuit金に続く、今大会3個目のメダル獲得。日本勢は杉森輝大(チームディスポルテ)が1分49秒51で24位、今井裕介(群馬県スケート連盟)は1分50秒56で34位、牛山貴広(エムウェーブ)は1分50秒59で35位、中嶋敬春(日本体育大学研究員)は1分51秒61で38位。
Enrico Fabris(ITA)の入りを見て、重い滑りに思えたが、これはイーブンペースで滑りきる戦術だった。26秒68、27秒14、27秒46とラップを刻んだFabrisは、17組終了時点でトップに立つ。20組の5000m金メダリストChad Hedrick(USA)は、突っ込み気味に入り、Fabrisに700mで1秒16、1100mで0秒74の差を付けてラストラップ。ラストラップを前の週の1秒落ちで滑ることのできるHedrickの力が、28秒72のラップでまとめるも届かなかった。最終21組の1000m金メダリストShani Davis(USA)は、Hedrickを上回るハイペースで入り、1100mでFabrisに1秒28の差を付けてのラストラップ。しなやかに最終カーブを曲がり、勝負あったかに思えたラスト100m。Davisまさかの失速で、フィニッシュはFabrisに0秒16遅れ。地元Fabrisの金メダルに、Oval Lingottoが歓喜に沸いた。最終結果は、金メダルEnrico Fabris 1分15秒97、銀メダルShani Davis 1分46秒13、銅メダルChad Hedrick 1分46秒22。
日本勢は世界の高い壁に阻まれ、上位進出はならなかった。ラストレースとなった今井裕介(群馬県スケート連盟)は、12組までの最速ペースで700mを滑り、会場を沸かせた。最後に力尽きたが、思い切ったレースを見せてくれた。
<各国のメダル獲得数>
| 金 | 銀 | 銅 | 合計 | 前回 |
| USA(アメリカ) | 3 | 2 | 1 | 6 | 8 |
| NED(オランダ) | 2 | 2 | 2 | 6 | 8 |
| ITA(イタリア) | 2 | - | 1 | 3 | - |
| RUS(ロシア) | 1 | 1 | 1 | 3 | - |
| GER(ドイツ) | 1 | - | 1 | 2 | 8 |
| CAN(カナダ) | - | 3 | 1 | 4 | 3 |
| CHN(中国) | - | 1 | 1 | 2 | - |
| KOR(韓国) | - | - | 1 | 1 | 3 |
| JPN(日本) | - | - | - | - | 1 |
| NOR(ノルウェー) | - | - | - | - | 2 |
※前回は、ソルトレイクシティー大会での獲得総数
第1版